德宮 俊貴

德宮 俊貴

(とくみや としき)

助教
専 門 分 野 :社会理論/社会構造・社会変動/他者・関係/移民/社会構想
主な担当科目:情報・文化・コミュニケーション/コミュニケーションデザイン演習など​

経歴

2017年:神戸大学 文学部 人文学科 卒業(学士(文学))
2019年:神戸大学 大学院人文学研究科 社会動態専攻 博士課程前期課程 修了(修士(文学))
2021年:日本学術振興会 特別研究員DC(2023年まで)
2023年:神戸大学 大学院人文学研究科 社会動態専攻 博士課程後期課程 修了(博士(文学))
2023年:神戸大学 大学院人文学研究科 研究科研究員
2023年:神戸大学 大学教育推進機構 非常勤講師
2023年:京都女子大学 現代社会学部 非常勤講師
2023年:神戸大学 大学院人文学研究科 学術研究員
2024年:社会構想大学院大学 コミュニケーションデザイン研究科 助教(現在に至る)

所属学会・団体等

・日本社会学会
・社会学研究会
・日本社会学理論学会
・関西社会学会

実務上・研究上の主な業績

researchmap
【論文】
德宮俊貴(2021)「大卒技能実習生の特徴とベトナムにおけるその背景―兵庫県豊岡市における外国人住民調査より」,社会学雑誌(38),pp. 120-137.
德宮俊貴(2022)「見田宗介における「交響」」,『ソシオロジ』66(3),59-76.
【受賞】
第70回関西社会学会大会奨励賞「「まなざしの地獄」再訪―70年代見田社会学における価値理論の構想」
第74回関西社会学会大会奨励賞「見田宗介の他者・関係論―概念図式の整理」

メッセージ

いまを生きている人びとはどんな困難をかかえているのか。それは現代社会のどういう構造的問題に起因するのか。そもそも人間のつくる社会には、現実のこの社会以外にどれだけの(ポジティブな)可能性があるのか。専門分野である社会学の論法によりながら、こうした問いに理論的/実証的にとりくんでいます。キーワードは「他者」。自分とはちがう、わかりあえない、思いどおりにならない異質な存在と、それでも共に生きてゆかねばならないのが実情ですが、それを厄介に思うこともあれば、反対に歓びに感じることもあるでしょう。他者との関係、ひいては社会のあり方を好転させてゆくためには、問題を原理的な水準まで徹底して追究し答えを出す思考力と、それを具体的な場面でのコミュニケーションに応用する実践力との往還が欠かせません。学術と実務、双方の専門知を切り結ばせ統合してゆく空間を、講義や演習をつうじて共に創れたらと願っています。