セミナー 説明会 2023.10.15(日)

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「Three Lines of Defenseにおける企業ガバナンスの重要性とコミュニケーション戦略」

昨今、企業のガバナンスに問題があり、長期間にわたり違法行為や不適切行為が繰り返し行われてきたことが発覚して経営陣の多くが謝罪及び辞任する事態に陥っています。それらの原因となっている背景には、企業風土化、問題行為の組織的関与、特に経営陣の関与など、発生した現場のみならず企業全体に蔓延る悪しき体質が経営の本質的な部分で醸成されているところにあります。

 

1994年に製造物責任法が制定され企業のコンプライアンスオフィサーが設置されるとともに企業の隠蔽体質が大きく変化することを期待しましたが、社内調査で不正行為という負の遺産が発覚することを恐れ、設置を保留した企業が多く存在すると言われています。その後2016年に上場企業に対してコーポレートガバナンスコードが適用されると、社外取締役、特に独立役員の尽力で多くの膿が摘発されるようになりました。

 

ガバナンスの要と言われる3 Lines of Defense(3線防止)の防御ラインは、全てが突破されると内部統制の限界と評価され、企業統治は崩壊します。現場ひとり一人(1線)、業務管理部門(2線)、監査部門(3線)のコミュニケーションを通じて全てが適切に機能して初めて不正は修正され、いわゆる自浄能力が発揮されるということを近時の事例を紹介しながら解説します。

 

※コミュニケーションデザイン研究科(2024年4月入学)の募集要項を公開しています
コミュニケーションデザイン研究科

開催概要

〇日時:2023年10月15日(日)12時15分~13時15分
〇会場:オンライン
〇費用:無料(事前予約制)
〇対象:
 ・業務でリスクマネジメントに携わる方、また関心のある方

 ・業務でコンプライアンス管理に携わる方、また関心のある方

 ・コミュニケーションデザイン研究科に関心のある方

 

担当教員

白井 邦芳

(しらい くによし)

教授
専 門 分 野 :リスクマネジメント/リスクコミュニケーション/企業再生